「ターゲットを絞った方がいい!」という思い込みが招く恐ろしい罠
「ターゲットを絞りましょう」
その前に、そもそも
なぜターゲットを絞るのか
を考えなければなりません。
それは、あなたの商材を
・お客様の問題にアプローチするから
・お客様の望みにアプローチするから
たったこの2点なのです。
頑なに「年齢」「性別」「体型」「地域」「職業」などを決めても、
上記の2点がおろそかになっていては、
見込み客を手のひらで転がそうとしているようなもの。
形式的にターゲットを決めても意味がないという例を見てみましょう。
あなたは女性の体重を減量する仕事をしているとします。
よくやるターゲットの絞り方をすると、
「30~40代」「女性」「太っている人」「痩せたい人」「主婦」「子持ち」
Aさん、Bさん、Cさんは「30~40代」「女性」「太っている人」「痩せたい人」「主婦」「子持ち」を満たしたターゲットです。
一人一人に「なぜ痩せたいのか」を聞いてみましょう!
Aさん:「肥満気味の親戚が心不全で倒れてしまったので、自分の身にも危険を感じてしまった」
Bさん:「子どもと夏にプールに行く約束をしてしまったので、このまま行くなんて恥ずかしい」
Cさん:「旦那や子供に太っていることを指摘される毎日がつらい」
「30~40代」「女性」「太っている人」「痩せたい人」「主婦」「子持ち」
を満たした数少ないターゲット3人であるはずなのに、
抱えている問題はバラバラですね!
形式的なターゲット絞りが危険な理由はここにあります。
セールス文を書くとしたら(他にもたくさん書ける内容はあるのですが。)、
Aさんには健康にフォーカスした文章。
Bさんには短期間で夏バテ対策しながら痩せることにフォーカスした文章。
Cさんには痩せたら家族からの目線が変わる事例を示した文章
でもいいかもしれませんね。
提供すると喜ぶ情報も大きく絞れます。
つまり、お客様が抱えている問題によって
集客のアプローチが大きく変わってしまうということです。
ターゲットを絞る理由は
お客様の望みや問題を明確にし、そのお客様の考え方にそった販促アプローチをしなければならないからです。
マーケティング用語ではターゲットを絞る際に、ペルソナを設定します。
ペルソナについてしっかり理解したい場合は以下の記事を参考にするといいです